八戸市議会 2020-12-10
令和 2年12月 民生常任委員会−12月10日-01号
8 議案第162号 令和2年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算 〔原案可決〕
9 議案第167号 八戸市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定に
ついて 〔原案可決〕
10 議案第159号 令和2年度八戸市
霊園特別会計補正予算 〔原案可決〕
●
請願提出者からの趣旨説明
・ 令和2年請願第2号 日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の
提出を求める請願
● 請願審査
・ 令和2年請願第2号 日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の
提出を求める請願 〔継続審査〕
● 委員派遣について
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出席委員(8名)
委員長 松 橋 知 君
副委員長 久 保 百 恵 君
委 員 高 橋 正 人 君
〃 苫米地 あつ子 君
〃 藤 川 優 里 君
〃 小屋敷 孝 君
〃 冷 水 保 君
〃 山 名 文 世 君
欠席委員(なし)
委員外議員(なし)
──────────────────────────────────────
出席理事者
福祉部長兼
福祉事務所長 池 田 和 彦 君
健康部長 佐々木 勝 弘 君
市民防災部長 秋 山 直 仁 君
市民病院事務局長 松 田 大 平 君
南郷事務所長 畑 内 俊 一 君
福祉部次長兼
福祉政策課長 藤 田 耕 次 君
福祉部次長兼
高齢福祉課長 中 里 充 孝 君
健康部次長兼
こども家庭相談室長 三 浦 順 哉 君
保健所副所長兼
保健総務課長 小笠原 光 則 君
保健所副理事兼衛生課長 石 井 敦 子 君
市民防災部次長兼市民課長 大 坪 和 広 君
市民防災部次長兼
国保年金課長 山 道 尚 久 君
市民病院事務局次長兼管理課長 工 藤 俊 憲 君 他関係課長
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趣旨説明者
青森県
原爆被害者の会会長 藤 田 和 矩 君
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出席事務局職員
主査 安 藤 俊 一
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午前9時59分 開会
○松橋 委員長 おはようございます。
本日は全員出席であります。
ただいまから
民生常任委員会を開きます。
皆様にあらかじめ申し上げます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、議案等の審査については、関係する部署が入室をし、審査終了後は退室することとなりますので、御了承願います。
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●
議案等審査順序について
○松橋 委員長 これより議事に入ります。
当委員会に付託になりました議案等を順次審査いたします。
お諮りいたします。
議案等の審査順序でありますが、お手元に配付しております審査順序のとおり審査いたしたいと存じます。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。
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● 議案審査
1 議案第150号 令和2年度八戸市
一般会計補正予算
○松橋 委員長 議案第150号令和2年度八戸市
一般会計補正予算中、当委員会に付託になりました第1条中の歳出予算の補正の関係部分、第3条
債務負担行為の補正の関係部分を議題といたします。
なお、審査の方法は、初めに、第1条中の歳出予算を款ごとに説明、質疑を行い、次に第3条
債務負担行為の補正の関係部分の説明、質疑を行い、最後に意見を徴したいと思います。
第2款総務費の関係部分について理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 おはようございます。
それでは、第2款総務費のうち、当委員会に係る事項について御説明いたします。
補正予算及び説明書の80ページをお開き願います。
2款1項3目
財産管理費24節積立金は81ページにわたりますが、
社会福祉基金積立金5万円の増額は、
ふるさと寄附金5件分、
防災対策基金積立金13万円の増額は、
ふるさと寄附金11件分、
こども未来基金積立金66万円の増額は、
ふるさと寄附金53件分をそれぞれ積み立てるものでございます。
5目
市民サービスセンター費は593万4000円の増額でございますが、1節報酬及び3節
職員手当等から4節共済費のうち、保険料は
会計年度任用職員の人件費を増額するほか、2節給料から4節共済費のうち、
共済組合負担金までは、職員の
人事異動等に伴う人件費を調整するものでございます。
9目
市民相談室費35万9000円の減額は、職員の人件費を調整するものでございます。
13目
防犯対策費18節
負担金補助及び交付金4600万円の増額は、
防犯カメラ設置促進事業に要する経費として、八戸市
連合防犯協会に補助金を支出するものでございます。
続きまして、82ページをお開き願います。
83ページにわたりますが、3項1目
戸籍住民基本台帳費は108万2000円の減額でございますが、1節報酬及び3節
職員手当等から4節共済費及び8節旅費は、
会計年度任用職員の任用等に伴う経費を増額するほか、2節給料及び3節
職員手当等は、職員の
人事異動等に伴う人件費を調整するものでございます。
3目
中長期在留者住居地届出費120万4000円の減額は、職員の
人事異動等に伴い、給料及び
職員手当等を調整するほか、11節役務費は国からの
事務委託費の
交付額決定を受け、
通信運搬費を増額調整するものでございます。
84ページに参りまして、7項1目
自衛官募集費は、国からの委託費の
配分額通知を受け、8節旅費を減額調整し、普通旅費と
広告料を消耗品費へ組替えをするものでございます。
以上で第2款総務費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
第7款商工費の関係部分について理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、第7款商工費のうち、当委員会に係る事項について御説明いたします。
補正予算及び説明書の96ページをお開き願います。
7款1項7目
消費生活費1万3000円の増額でございますが、
会計年度任用職員の人件費を増額するものでございます。
以上で第7款商工費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
続きまして、第9款消防費について理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、第9款消防費の補正予算について御説明を申し上げます。
補正予算及び説明書の101ページをお開き願います。
第9款消防費を7379万3000円減額し、補正後の額を32億6540万6000円とするものでございます。
1項1目
常備消防費6666万5000円の減額のうち、18節
負担金補助及び交付金7121万9000円の減額は、
八戸地域広域市町村圏事務組合において、前年度繰越金を補正予算計上したことなどにより、同事務組合の
消防費負担金を減額するものでございます。22節
償還金利子及び割引料455万4000円の増額は、
普通交付税返還金のうち、消防分を
八戸地域広域市町村圏事務組合へ支払うものでございます。
1項2目非
常備消防費719万9000円の減額は、
八戸地域広域市町村圏事務組合において、前年度繰越金を補正予算に計上したことなどにより、同事務組合の
消防団事務委託料を減額するものでございます。
1項4目
災害対策費7万1000円の増額は、
会計年度任用職員の任用に伴う経費を増額するものでございます。
以上で第9款消防費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆苫米地 委員 この見方というか、仕組みがよく分からないところがあるので、教えていただきたいんですけれども、
常備消防費のところ、負担金減、繰越金を補正に入れたことでこちらからは減額になっているということなんですけれども、財源のところを見ると、国・県支出金というところは減額ではなくて、そのままになっているんですけれども、これはどういうことでしょうか。こちらは減額にはならないということでしょうか。国や県から交付になる予定のものはそのまま交付になるということですか、確認です。
なぜこれを聞いたかと言うと、多分この金額を見ると、
予算説明会のときに
心電図伝達システム購入費が計上されていたので、その金額なのかとちょっと思ったものですから、聞きたかったのは、八戸市の予算に計上される部分と、広域消防なので、救急車17台分にそのシステムをつけるということであったので、八戸市で所有というか、八戸市管轄の部分に17台分そのシステムがつくのか、それとも広域で何台か持っているうちの例えば五戸町であるとか、おいらせ町であるとかの救急車の部分にもつくのかどうかというのを確認したくて、この金額がぴったり同じだったので、ここで質問をしようかと思ったわけです。よろしいですか。
◎寺牛
総務部参事 今の御質問なんですが、救急車17台に
心電図伝送システムを今整備させていただくことで進めさせていただいているんですが、この17台というのは、
八戸広域消防全てといいますか、全市町村、
広域市町村の救急車と予備の救急車1台、計17台に整備するものでございます。
財源のほうは
広域事務組合の
共通負担金のほうで賄うことになっております。
以上です。
◆苫米地 委員 そうすると、たまたまこの金額が同じだったということでよろしいのですか。たまたまというかぴったり。全く別会計だけれども、交付金が一緒だったということなのか、それとも国として八戸市に交付する分を広域に繰り入れるということでしょうか。
○松橋 委員長
苫米地委員、後でちょっと調べて御報告するということでよろしいでしょうか。
◆苫米地 委員 はい、結構です。広域もあるので、そこでも大丈夫です。すみません、システムを聞きたかったので。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
第3款民生費について理事者から説明を求めます。
◎藤田
福祉部次長兼
福祉政策課長 それでは、第3款民生費について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の85ページをお開き願います。
第3款民生費は8億6253万1000円を増額し、総額を625億5135万3000円とするものでございます。
1項1目
社会福祉総務費261万8000円の増額は、本年4月1日
付職員人事異動並びに職員の給与改定に伴い、必要な人件費の調整を行うほか、22節
償還金利子及び割引料において、
生活困窮者就労準備支援事業費等補助金及び
母子家庭等対策総合支援事業費国庫補助金に係る令和元年度分の精算に伴う返還金を計上するものでございます。
1項2目
障害者福祉費4億5485万8000円の増額は、次のページへわたりますが、職員の人件費を調整するほか、11節役務費において、各
障害福祉サービス等に係る
審査手数料を、12節委託料において、令和3年4月に予定されている
障害者総合支援法等の改正に伴う報酬改定に対応するための
事業者台帳管理システム等の改修経費を、19節扶助費において、利用者数の増加に伴う各
障害福祉サービス費等をそれぞれ増額するとともに、22節
償還金利子及び割引料において、
障害者医療費国庫負担金等に係る令和元年度分の清算に伴う返還金を計上するものでございます。
1項3目
老人福祉費1669万1000円の増額は、次のページへわたりますが、職員の人件費を調整するほか、18節
負担金補助及び交付金において、
施設利用者の安全安心の確保を目的に、老朽化した
認知症高齢者グループホームの大規模改修に係る経費を助成する地域介護・
福祉空間整備等施設整備補助金を計上するとともに、本年10月に通知のあった県の内示額に従い、
地域密着型サービス等提供施設整備費補助金及び
施設開設準備経費助成特別対策事業費補助金をそれぞれ増額し、22節
償還金利子及び割引料において、青森県
介護基盤緊急整備特別対策事業費補助金により取得したボイラー、
スプリンクラー設備の財産処分に伴う返還金を計上するものでございます。
1項4目
遺家族等援護費89万9000円の増額は、19節扶助費において、
医療支援給付分に係る所要額の精査により、
中国残留邦人等生活支援給付金を増額するものでございます。
1項5目
行旅病人等取扱費54万4000円の増額は、12節委託料において、
行旅死亡人等の見込み件数の増加に伴い、同
取扱委託料を増額するものでございます。
1項6目
遺児対策費は、増減はございませんが、
ふるさと寄附金の充当により、財源内訳を変更するものでございます。
1項7目
障害者福祉推進費179万9000円の増額は、19節扶助費において、利用者数の増加に伴い、
重度障害者タクシー料金助成費及び
重度障害者自家用車燃料費助成費を増額するものでございます。
1項8目
特別会計整備費33万2000円の減額は、27節繰出金において、
介護保険特別会計繰出金を減額し、
母子父子寡婦福祉資金貸付システムに係る
改修経費分として、同
事業特別会計繰出金を増額するものでございます。
2項1目
国民年金事務費111万1000円の減額は、職員の人件費を調整するものでございます。
3項3目
福祉公民館費550万円の増額は、
福祉体育館の
バスケットゴールの交換修理に係る経費を計上するものでございます。
4項1目
児童福祉総務費1億2257万1000円の増額は、次のページへわたりますが、職員の人件費を調整するほか、消耗品費及び
複写機使用料に不足が生じたため、10節需用費、1つ飛びまして13節使用料及び賃借料を増額し、8節旅費において、その
増額見合い分を減額する予算の組替えを行うとともに、11節役務費において、
児童手当支給事業に係る
通信運搬費を増額するものです。18節
負担金補助及び交付金は、
補助基準額の見直しや
利用児童数の増加等に伴い、
延長保育事業補助金及び一時預かり
事業補助金をそれぞれ増額するとともに、保育所等で実施する延長保育や一時預かりなどの
特別保育事業に係る
感染症対策のための
衛生用品購入経費等を追加的に支援するため、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策事業補助金を増額するものです。また、22節
償還金利子及び割引料は、児童虐待・
DV対策等総合支援事業費国庫補助金に係る令和元年度分の精算に伴う返還金を計上するものでございます。
4項2目
児童措置費1943万円の増額は、22節
償還金利子及び割引料において、
児童扶養手当給付費国庫負担金、
母子家庭等対策総合支援事業費国庫補助金及び
児童入所施設措置費等国庫負担金に係る令和元年度分の精算に伴う返還金を計上するものでございます。
5項1目
生活保護総務費2億3906万4000円の増額は、職員の人件費を調整するほか、8節旅費において、先ほど御説明した1項5目
行旅病人等取扱費54万4000円の
増額見合い分を減額する予算の組替えを行うとともに、12節委託料において、訴訟事務に係る
弁護士委託料を計上し、22節
償還金利子及び割引料において、
生活保護費等国庫負担金、
生活困窮者自立相談支援事業費等国庫負担金及び
生活困窮者就労準備支援事業費等補助金に係る令和元年度分の精算に伴う返還金を計上するものでございます。
以上で第3款民生費の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆苫米地 委員 86ページの扶助費のところですが、
就労継続支援サービス費が増額になっているんですけれども、この事業で支援を受けている方々は何人ぐらいいらっしゃって、年代的にはどのくらいの年代の方がいらっしゃるのか、もし分かれば教えていただきたいと思います。
もう1点、88ページの
負担金補助及び交付金のところですが、延長保育、一時預かりのところなどの補助金が出ています。
新型コロナウイルス感染拡大防止のところは様々な物品の購入に充てるとかという説明があったので、大体分かるのですが、この補助金のところは、職員の方々の時間外などの人件費にも充てていい補助金なのかどうかというところを1つ確認したいと思います。その2つよろしくお願いします。
◎鈴木 障がい福祉課長 それでは、お答えいたします。
就労継続支援サービス費ですけれども、これはいわゆるA型、B型と言われている施設で作業をして給料というか、報酬を払うものですけれども、現在約1100人ほどの利用者がございます。ちなみに毎年どんどん増えてきていまして、平成27年あたりだと800人ほどでしたけれども、今は1100人ほどが利用しているということであります。
それから年代ですけれども、本当に様々で20歳代から60歳代まで様々な方が利用していらっしゃいます。
以上でございます。
◎四戸
こども未来課長 今回の
延長保育等の補助金につきましては、国のほうから単価が示されておりまして、それに人件費も入っております。
以上です。
◆苫米地 委員 今のところなんですが、すみません、延長の部分の人件費も入っているということで、この補助金に含まれているという理解でよろしいということですか。
◎四戸
こども未来課長 はい、そのとおりでございます。
◆苫米地 委員 分かりました。
就労継続支援サービス費のところ、利用される方々が増えていくというのは分かるような気がするんです。今までお家にいた方でも、高校、学校を卒業すれば、どちらかで働きたいという希望があったり、あるいは障がいを持ってもどちらかで働いて僅かでも報酬を得たいという気持ちはよく分かりますので、どんどんその対象の人数が増えていっているということが分かります。
年度途中でこういうふうに補正を組むというよりは、もう大体の金額を予想して最初から計上するという組み方はできないものなのかというところがちょっと疑問なので教えていただければ。
◎鈴木 障がい福祉課長 これは私が言っていいのか分からないですけれども、そこは過去の数年間の推計とかを見ながら、増えていない利用は増やさないので、確実に増えているのを増やして、要求は出しているんですけれども、その後はちょっと私の立場を離れるものですから、その辺の推計はしっかりやっているつもりなんですけれども、今の時点で残りの3月までの分を改めて推計して、不足分を上げるという仕組みでございます。
以上でございます。
◆苫米地 委員 分かりました。なるべく補正を組まなくてもよいように予算編成をしていただきたいというふうに申し上げて終わります。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆冷水 委員 87ページの
遺家族等援護費というのが若干増額しているんですが、今対象になっている方々というのは何世帯、何人ぐらい当市の場合はあるのかということが第1点です。
それから、
行旅病人等取扱費ということで、
行旅死亡人の増加に伴う委託費の増額だというふうな説明がありましたけれども、当初何人ぐらい見込みを立てて、何人ぐらい増加するのか、ちょっと細かいことなので、もし数字までつかんでいないのであれば後でも結構ですが、この機会にちょっと教えていただきたいということでございます。
◎吉田
生活福祉課長 遺家族等援護費のほうにつきまして、世帯数のほうは今数字をちょっと把握していませんので、後で調べて回答いたします。
行旅死亡人取扱のほうなんですけれども、当初13件を予定しておりまして、10月までの実績とそれから11月以降につきましては、過去の平均値を求めたところ16件ということになりました。
以上です。
◆冷水 委員 過去の率でいくと16件ぐらいあるということで、大体そうすると年間それぐらいの人たちが当市においでになって亡くなったりしているということで、八戸ぐらいの人口規模が、単純に比較できないと思うんですが、観光地だとか、要するによそから人がいっぱい入り込むようなところというのは必然的にそういう人数が多くなってくると思うんですが、八戸市の場合は、大体先ほど言ったように16人前後だということで、ほとんどそういう数字で変わりがなくて、推移しているということで解釈してよろしいでしょうか。
◎吉田
生活福祉課長 そのとおりでございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
第4款衛生費の関係部分について理事者から説明を求めます。
◎三浦
健康部次長兼
こども家庭相談室長 第4款衛生費のうち、当委員会に関わる事項につきまして御説明申し上げます。
補正予算及び説明書89ページをお開き願います。
1項1目
保健衛生総務費5231万4000円の増額でございますが、1節報酬は
会計年度任用職員の任用に伴い、報酬を計上するものであります。2節給料、3節
職員手当等及び4節共済費は、
人事異動等に伴う人件費の調整によるもので、うち時間
外勤務手当の増額については、業務量の増加に対応するものでございます。12節委託料は、
新型コロナウイルス感染症対策のため、緊急に既決予算で対応したために不足が生じるわが家の
健康カレンダーの
配達委託料を増額するものであります。17節
備品購入費は、
予防接種管理システムの更新に伴い、
サーバー等の機器購入に係る経費及び
新型コロナウイルス感染症対策で必要となる物品の購入経費を計上するものであります。18節
負担金補助及び交付金は、八戸市
公的病院等運営費補助金として、救急医療の確保及び地域医療の充実を図るため、不
採算医療等の機能を担う市内の
公的病院等の運営に要する経費を支援するものであります。
2目予防費7635万9000円の増額について、12節委託料は高齢者を対象としたインフルエンザ接種費用について、所得に関わらず自己負担額をゼロ円としたこと及び結核患者の接触者検診の対象者数が増加したことに伴う委託料増額のほか、新たに新型コロナウイルス感染症患者が自宅療養を行う際に、食料品など生活物資を配送し、生活支援を行うための業務委託料を計上するものであります。18節
負担金補助及び交付金は、乳幼児の予防接種を県外において実施した場合の接種費用について、償還払いの申請者数が増えたことに伴い、乳幼児予防接種費補助金などを増額するものであります。
3目母子保健指導費1180万1000円の減額は、次のページにわたりますが、職員の人件費の調整によるものであります。
4目健康増進対策費11万7000円の増額は、
会計年度任用職員の不足分の人件費を増額するものであります。
5目老人保健対策費6637万4000円の増額は、
後期高齢者医療に係る療養給付費負担金額の確定に伴う増額でございます。
7目看護師養成所費22万6000円の増額については、2節給料、3節
職員手当等及び4節共済費は、人件費の調整及び業務量の増加に対応するもの、19節扶助費は日本学生支援機構による
新型コロナウイルス感染症対策助成事業に基づく助成金を支出するものであります。
8目応急診療所費13万2000円の増額は、感染症医療廃棄物処理委託料を計上するものであります。
10目環境衛生費は、動物愛護業務に係る補助員を増員するため、1節報酬から12節委託料への組替えが主なものでございます。
説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆苫米地 委員 89ページの2目予防費の12節委託料、そこに新型コロナ感染症で陽性になった方々への御自宅に宅配をするというシステムの経費が組まれているということでしたので、そのシステムについて少しお知らせいただきたいのですが、移動スーパーのようなああいう形で届けるのか、それとも一律に物品を選んでボックスにして届けるのか、またそれはどこに委託をするのかというところがもし決まっていましたら、お知らせください。
◎野田 保健予防課長
苫米地委員の御質問にお答え申し上げます。
自宅療養の場合の食品の配達に関しての御質問でございますが、まず、新型コロナウイルス感染症の無症状等の方々が療養するに当たり、外出しないで療養に専念してもらうために療養期間中に必要な食品等を自宅への配達により提供するものでございます。
その食品の提供に当たりましては、食品セット5日分をワンセットにして、大体10日ぐらいの自宅療養と考えますと2回、該当患者さんのところへ配達するというものでございます。
委託業者につきましては、県のほうでは既に決まっていますが、市のほうではちょっとまだ調整中というところでございます。
以上でございます。
◆苫米地 委員 はい、ありがとうございました。食品をセットにしてお届けをするというふうなシステムということで、理解をしました。ありがとうございます。
○松橋 委員長 それでは、ここで先ほどの
遺家族等援護費に関する質問に対しての御説明をしたいということですので、吉田
生活福祉課長。
◎吉田
生活福祉課長 先ほどの中国残留邦人の世帯数と人数ですけれども、3世帯4名でございます。
以上でございます。
○松橋 委員長 次に、先ほどの
常備消防費の関係で説明をしたいということですので、寺牛
総務部参事。
◎寺牛
総務部参事 先ほど御質問ありました件について、再度御説明させていただきます。
恐れ入ります。101ページをもう一度お開き願います。
101ページ、第9款の
常備消防費のところの真ん中辺りにあります国・県支出金1168万8000円でございますが、これは
心電図伝送システムを導入するための八戸市の充当分でございます。国の交付金で賄うものでございます。
次に、そのまま右に行きまして、一般財源の7835万3000円のところなんですが、この主な内訳、理由としましては、人件費の減、それと新型コロナウイルス拡大に伴います事業の取りやめ、それと繰越金ということになります。
以上でございます。
◆苫米地 委員 よく分かりました。ありがとうございます。
そして1つ確認なんですけれども、1168万8000円、八戸市の充当分ということで説明いただきました。ということは、本来はもっとシステムにかかるんだけれども、その分八戸市の割り当て分はこの分で、ほかの町村もあるということでしょうか。
◎寺牛
総務部参事 広域の市町村は全て今既決の予算の中で賄うことができました。それで、八戸市の分、広域全部の救急車に整備するものなんですが、各市町村、八戸市のほうはこのコロナ交付金のほうを使って賄っていただけるということで、こういった国の交付金という形となっております。
◆苫米地 委員 分かりました。ありがとうございます。
○松橋 委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第3条
債務負担行為の補正について、各理事者から説明を求めます。
◎三浦
健康部次長兼
こども家庭相談室長 それでは、第3条
債務負担行為の補正のうち、健康部に関わる事項につきまして御説明を申し上げます。
引き続き補正予算及び説明書の10ページを御覧ください。
第3表
債務負担行為補正の追加の表、まずは上から4番目の事項になりますが、
予防接種管理システム更新等業務委託料につきまして、予防接種データの統合及びマイナンバーの情報連携等のシステム改修を行うもので、改修期限が年度をまたぐことから、
債務負担行為を設定するものであります。
期間は、令和2年度から令和3年度まで、限度額を960万円とするものであります。
次に、上から5番目と6番目の事項になりますが、八戸市総合保健センター外構工事監理等業務委託料及び八戸市総合保健センター外構工事費につきまして、本年度中に工事の契約事務等を行う必要があることから、
債務負担行為を設定するものであります。
期間はいずれも令和2年度から令和3年度まで、限度額をそれぞれ1800万円、3億4200万円とするものであります。
説明は以上でございます。
◎藤田
福祉部次長兼
福祉政策課長 それでは、
債務負担行為の補正のうち、福祉部に係ります事項について御説明いたします。
同じく10ページでございますが、福祉部に係るものは上から3番目の
福祉公民館・
福祉体育館指定管理料で、
指定管理者制度を継続して導入します八戸市
福祉公民館及び八戸
福祉体育館について、令和2年度中に基本協定を締結するため、期間を令和2年度から令和7年度までとし、その限度額を1億6432万4000円とするものでございます。
以上で福祉部に係る
債務負担行為の補正の説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆苫米地 委員 補正予算には賛成しますけれども、システムというか、よりよいものにしてほしいという思いがあるので、衛生費のところの新型コロナ感染の方の自宅療養のために宅配をするという事業に対して、一律の食品をボックスにして宅配をするというような説明だったように思いますが、感染者が出た御家庭は、高齢者の方もいるかも分からないし、もしかして若い御夫婦、子どもさんがいる御夫婦というような、それぞれの家庭の事情があるのかも分かりません。これはもちろん使わないのが一番いいんですけれども、せっかく立ち上げたシステムですので、もし使うような場合は、御家庭の事情に応じてできれば必要なものをやりとりして、そこに加えるとか、そういう工夫もしながら運用をしていただきたいということで、宅配業者ともよく打合せをして、有効に活用していただくようにという意見を付して賛成をしたいと思います。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第150号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
2 議案第170号
指定管理者の指定について
(
福祉公民館及び
福祉体育館)
○松橋 委員長 次に、議案第170号
指定管理者の指定について(
福祉公民館及び
福祉体育館)を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎藤田
福祉部次長兼
福祉政策課長 それでは、議案第170号
指定管理者の指定について御説明を申し上げます。
議案書の25ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、
福祉公民館及び
福祉体育館の管理を行う
指定管理者を指定するためのものでございます。
次のページを御覧ください。
指定管理者に管理させる公の施設の名称は、八戸市
福祉公民館及び八戸
福祉体育館で、
指定管理者は三八五ふれあいネットでございます。代表者は三八五バス株式会社、構成員は三八五交通株式会社でございます。
指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間でございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第170号は原案のとおり可決されました。
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3 議案第163号 令和2年度八戸市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第163号令和2年度八戸市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎三浦
健康部次長兼
こども家庭相談室長 それでは、議案第163号令和2年度八戸市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算につきまして御説明を申し上げます。
本貸付事業につきましては、国と地方公共団体が母子家庭等の福祉を増進する責務を有すると定めました母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づいて実施する制度であります。
補正予算及び説明書の65ページをお開き願います。
第1条は歳入歳出予算の総額に、それぞれ595万7000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6775万7000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は66ページ及び67ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
続きまして補正予算の内容につきまして御説明申し上げます。
285ページをお開き願います。
まず歳入について御説明申し上げます。
1款繰入金1項1目一般会計繰入金595万7000円の増額は、一般会計から当該特別会計へ運用事務費の繰入分を計上するものでございます。
286ページをお開き願います。
次に、歳出について御説明いたします。
1款総務費1項1目運用事務費595万7000円の増額は、
母子父子寡婦福祉資金貸付システム改修に係る委託料を計上するものでございます。
以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第163号は原案のとおり可決されました。
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4 議案第161号 令和2年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第161号令和2年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎畑内
南郷事務所長 それでは、議案第161号令和2年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の57ページをお開き願います。
第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ471万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8281万2000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、58ページ及び59ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
その内容につきましては、補正予算に関する説明書で御説明申し上げます。
261ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第4款繰越金は276万2000円の増額で、前年度からの繰越金でございます。
262ページに参りまして、第7款県支出金は、195万円の増額で、新型コロナウイルス感染症に係る
感染症対策事業費補助金でございます。
263ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。
1款総務費でございますが、1項1目一般管理費133万6000円の増額は、2節給料から4節共済費までは、職員の給与改定等に伴う人件費の調整で、18節
負担金補助及び交付金は、令和2年3月23日から6月30日までの期間に、南郷診療所で10日以上勤務した職員及び委託業者職員19名に対し、一律5万円の感染症対応医療従事者等慰労金を給付するものでございます。26節公課費は、令和2年度の消費税中間申告納付に係る不足分を増額するものでございます。
264ページに参りまして、第2款医業費でございますが、1項1目医療用機械器具費69万8000円の増額は、新型コロナウイルスの院内感染拡大防止のための
備品購入費が主なもので、2目医療用消耗器材費82万7000円の増額は、歯科鋳造用金銀パラジウム合金の価格高騰等に伴う消耗品費が主なものでございます。
3目医療用衛生材料費185万2000円の増額は、例年より多く購入するインフルエンザワクチン等の医薬材料費でございます。
次に、265ページに参りまして、第3款公債費は、利子償還金の確定により減額するものでございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第161号は原案のとおり可決されました。
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5 議案第152号 令和2年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第152号令和2年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 おはようございます。
それでは、議案第152号令和2年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
まずは、補正予算及び説明書の17ページをお開き願いたいと存じます。
第2条収益的収入及び支出についてでございます。
収入の第1款事業収益は9億264万円を増額し、194億1601万6000円とするものでございます。
補正予定額の内訳でございますが、第2項医業外収益を5億7344万円、第3項特別利益を3億2920万円、それぞれ増額するものでございます。
次に、支出の第1款事業費は7億216万4000円を増額し、204億9338万7000円とするものでございます。
補正予定額の内訳でございますが、第1項医業費用を1億6272万8000円の増額、第2項医業外費用を145万円の減額、第3項特別損失を5億4088万6000円増額するものでございます。
次に、18ページをお開きください。
第3条の資本的収入及び支出についてでございます。
収入の第1款資本的収入は4852万円を増額し、12億1808万5000円とするものでございます。
補正予定額の内訳でございますが、第1項企業債を3100万円の減額、第4項補助金を7952万円増額するものでございます。
次に、支出の第1款資本的支出は、9359万8000円を増額し、34億7130万5000円とするものでございます。
補正予定額の内訳でございますが、第1項建設改良費を7952万円、第2項企業債償還金を1407万8000円、それぞれ増額するものでございます。
次の第4条でございますが、ドクターカー緊急自動車車両改修事業についてでございます。
ドクターカーは導入から10年を経過いたしまして、車両の老朽化が進んでいることから、車両の入替えを実施するに当たり、特装車としての改修に時間を要するため、今年度から
債務負担行為を設定するものでございます。
期間は令和2年度から令和3年度まで、限度額を423万9000円とするものでございます。
次に、19ページをお開き願います。
第5条は、病院設備整備事業に係る企業債の限度額を5億6900万円に減額するものでございます。
次の第6条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として定めている職員給与費の額を1億2761万7000円増額し、95億6876万2000円とするものでございます。
次の第7条は、たな卸資産購入限度額を55億1432万3000円に増額するものでございます。
続きまして、飛んで137ページをお開き願います。
補正予算に関する説明書でこちらの内容につきまして御説明させていただきたいと存じます。
まず、令和2年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算実施計画につきまして御説明申し上げます。
収益的収入の第1款事業収益の2項1目受取利息配当金は、預金分の利息収入を17万7000円減額するものでございます。
3目の補助金は、青森県新型コロナウイルス感染症入院患者病床確保事業費補助金など5億7257万2000円増額するものでございます。
5目その他医業外収益は、院内保育所の保育料収入など104万5000円増額するものでございます。
3項2目その他特別利益は、新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等慰労金として、当院が一括して申請し、受領するための収入として3億2920万円を増額するものでございます。
次の138ページに参りまして、収益的支出でございます。
第1款事業費の1項1目給与費は、職員手当などを1億2761万7000円増額するものでございます。
2目材料費は、診療材料費及び医療消耗備品費を3264万円増額するものでございます。
3目経費は、修繕費、賃借料などを4796万7000円増額するものでございます。
4目減価償却費は、器械備品などの減価償却費を395万4000円減額するものでございます。
5目資産減耗費は、たな卸資産減耗費を200万円増額するものでございます。
6目研究研修費は、研修用の旅費を4354万2000円減額するものでございます。
2項1目支払利息及び企業債取扱諸費は、企業債利息を145万円減額するものでございます。
次の3項1目過年度損益修正損は、過年度分の給与費を振替処理するための費用で、2億1168万6000円増額するものでございます。
2目のその他特別損失は、当院が一括して受領した新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等慰労金を申請のあった医療従事者等に支払うための費用として3億2920万円増額するものでございます。
次の139ページに参ります。
資本的収入でございますが、第1款資本的収入の1項1目企業債は、病院設備整備事業に充てるための企業債を3100万円減額するものでございます。
4項1目補助金は、青森県
新型コロナウイルス感染症対策設備等整備費補助金で、7952万円増額するものでございます。
次に、140ページに参ります。
資本的支出でございます。第1款資本的支出の1項2目設備費は、
新型コロナウイルス感染症対策として、人工呼吸器、体外式膜型人工肺、HEPAフィルター付パーテーションを購入するため、7952万円増額するものでございます。
2項1目企業債償還金は、企業債の元金償還金で、1407万8000円増額するものでございます。
以上が補正予算の内容でございます。
次の141ページ以降の予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、
債務負担行為に関する調書、予定貸借対照表、注記につきましては、今回の補正に基づきまして計数整理をしたものでございますので、大変恐縮ではございますが、説明を省略させていただきたいと存じます。
以上で議案第152号の説明を終了いたします。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆山名 委員 医業費用の給与費が1億2700万円ということで、かなり増えていますけれども、これは時間外の分というふうに見ていいんでしょうか。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 お答え申し上げます。
今回の補正は主に時間外手当の増額補正ということになってございます。
以上です。
◆山名 委員 コロナの関係で非常に多忙だということだろうと思いますけれども、一人一人の時間外がどの程度になっているか、あるいは最高時間がどの程度になっているかということをちょっと伺いたいと思います。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 お答え申し上げます。
時間外の平均は、現在看護局全体では今年度で月平均14.9時間の時間外をやっています。今コロナの対応というお話がありましたので、コロナの対応をしている病棟の看護師の平均時間外がどれくらいかというと、現在4時間前後で、実は他病棟のほうがちょっと忙しい状況になっています。コロナ病棟は十分人を配置した上で、防護服を着て対処する時間をできる限り短くしないと、この間1人感染が出ましたけれども、介護的看護をしていた施設の方の入院者だったので、その対応を長時間していた関係じゃないかということで、ドクター、担当医師は分析をしていますけれども、そういう時間を短くしないと確率を上げてしまうので、できる限り集中して看護をした上で、早めに帰す、休憩を取らせるというふうな対応を取っているので、コロナ病棟に勤務する看護師の勤務時間は短いんですが、その分人を投入している関係で、ほかの病棟に多少しわ寄せが出る。
それからもう一つあるのが、看護師長、中堅クラスのベテランの看護師たち、お互いの応援に行っていただいています。コロナのほうで検査がかなり増えてきていますので、検査対応の応援等で実は増えているので、一番大きく懸念しているのは、看護師長、それから主任クラスのベテランの看護師さんたちの負担が多少増えている状況にあります。
以上です。
◆山名 委員 通常の時間外は当初予算に当然含まれているわけですので、それから増えてさらに14.9時間、平均というようなことでありますけれども、最高の方はどのくらいですか。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 すみません。現在、手元に資料ございませんので、後ほどお知らせしたいと思います。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 140ページの建設改良費のところで、医療機器などを購入する経費というふうに説明があったと思うんですけれども、聞き逃したかもしれません。何をどのようなものを何台購入するのか分かればお知らせください。それが1点。
あと医療従事者への慰労金なんですけれども、これは何人の方々に幾らずつ支給をするのかというのが分かればお知らせください。
それともう一つ、ここで聞いていいのかちょっと分からないので、もし別のところであれば後でまたお答えいただければいいのですけれども、12月から新型コロナに関する相談の仕組みが変わって、県のほうでもかかりつけ医がある方は直接そちらにとなっているわけですけれども、感染した方と接触したかもしれない、心配だという方は保健所のほうに連絡をしてくださいということになりました。もしそこに連絡が行って、症状はないけれども検査したいとなった場合は、どのように対応するのかというのがちょっと気になりますので、もしそこが分かればお知らせください。
◎大山 物流施設課長 私からは医療機器の内容について御説明いたします。
今回の補正で購入を予定している医療機器でございますけれども、コロナ対策用の人工呼吸器、それから体外式膜型人工肺――ECMOと呼ばれるものです。それからHEPAフィルター付パーテーションを購入するための経費として、財源が県からの新型コロナ
感染症対策設備等整備費補助金の交付を受けて、購入するものでございます。
現在、この補助金につきましては、交付決定前も補助の対象となりますので、既に当院のほうは購入を進めてございまして、人工呼吸器は補助対象分として8台を購入しまして、既存の50台と合わせて現在58台を用意してございます。そのほかに7台を賃貸借で借り上げましたので、現在使用可能台数は65台となってございます。
それからECMOのほうですけれども、補助対象分としては2台を購入しまして、既存の4台と合わせまして現在6台を保有してございます。
それから、HEPAフィルター付パーテーションでございますが、こちらは高性能のエアフィルターがついているパーテーションでございまして、主にコロナの感染患者さんや疑いの患者さんからの検体採取時に感染対策のために使用するものでございます。こちらのほうも既存の4台と補助対象分として購入しました14台を合わせて、現在は18台を保有してございます。
以上でございます。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 それでは、私のほうからは、慰労金とかかりつけ医の相談関係についてお答え申し上げます。
まず、慰労金のほうですが、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業なんですけれども、医療機関等で勤務していて、実際に患者と接している職員、それから病院内で勤務している委託業者、実際に患者に接する業務をしている委託業者を対象に慰労金が支給されるという事業でございます。金額に区分がございまして、県から実際に新型コロナウイルス感染症に対応する病院として指定されている病院に勤務している職員については1人当たり20万円ということで、実際診療を行っていない医療機関については5万円、その他は10万円、5万円というような区分が分けられていますけれども、当院の場合は職員1人当たり
一律20万円という設定をされています。
ただ、先ほど申し上げたとおり、実際に患者さんに接している業務をしていなければならないということがございまして、時間を要したんですが、県の担当のほうとその分綿密に、これはどうなのか、このケースは当たるのか当たらないのかということを相談しました。当然医療者は、普段から患者さんに接する業務をしているのでもらえるんですけれども、事務でも一部患者さんに接する業務、医事課の職員の一部はやっていた部分もありましたので、医療従事者と事務の一部、それから委託業者、実際にその患者さんに接する会計業務とかをやっていた職員、全部当院の管理課のほうで取りまとめいたしまして、総数は1646名を交付対象の予定者ということで考えてございます。そのため、掛ける20万円ですので、3億3000万円近い金額という計算になっております。
続けて、かかりつけ医の相談の話でございます。東北の県では遅いほうだったと思うんですけれども、12月1日から県のほうでも体制が変わりました。何でもかんでも保健所に聞くのではなくて、かかりつけ医とかの病院に確認、相談してくださいという体制に切り替わっています。ただ、実際のところ、保健所への相談というのも併用しているような状況に今進んでございます。もしかしたら私も接触者かもしれない、どうしたらいいですかという相談が結構あるというふうには聞いているんですが、実際うちの病院のほうに直接来ているかというと、実はそういう件数はほとんどなくて、うちで診ているのは急患で来られた方で、発熱症状があればほぼ我々のほうは疑って検査をしているような状況でございます。
なので、症状がある際には医療機関に相談していただきたいですし、それが夜であれば、当院だったり、輪番で日赤とか労災とかにいますので、すぐ来るなりそういう相談をしていただくという形にはしてございます。ただ、全く症状がなくて、ちょっと心配だというところについては、やはり一度かかりつけ医の方に相談をしていただくのがベターかと、私個人的には思ってございます。
以上です。
◆苫米地 委員 分かりました。慰労金のところ1646人ということで、ほとんどの職員の方というふうに理解をしていいのかどうか一応確認をしたいと思います。
それと検査なんですけれども、自己負担でもいいからやりたいという人の受入れも市民病院では難しいというふうに理解していいのかどうか、確認です。
◎工藤
市民病院事務局次長兼管理課長 まず、慰労金の対象の関係です。先ほど申し上げたとおり、常時患者さんの対応をする医療に従事している職員という形になりますので、例えば管理課とか物流施設課の職員は対象になっていません。そこを厳密に該当するしないを県に確認の上で決めたのがこの1646人というふうになってございます。
それから、検査のほうなんですが、実は診療報酬の点数では、検査費用が決められていまして、自費検査も制度上は可能です。ただ、優先すべきは症状ある方という形になっていますので、そこはかかりつけの先生であるとか、保健所とかに相談をしていただくのがベターかと考えております。
以上です。
◆苫米地 委員 分かりました。ありがとうございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆山名 委員 研究研修費のほうが4300万円減額になっているということで、その上で、恐らく実務が増えているんだろうと。差引き1億2700万円の4300万円ということになると、1億7000万円の負担がかかっているというふうに見ていいかと思います。そういう意味では、看護師の方々に十分健康に配慮をされるよう要望して終わりたいと思います。
以上です。
◆苫米地 委員 市民病院の方々が本当に御苦労なさって対応くださっているというのを感謝したいと思います。それで、今回医療機器も何台か新しく購入するということで、テレビ報道などを見ていると、よくECMOって聞くんですけれども、操作というのですか、扱うのに技術が要るとか、複数の人が関わるとかという報道を見聞きしているんですが、そうすると、機械は増えたけれども、そこに関わる職員さんの負担がどうなのかというのがちょっと気にはなっているんです。ただ、人工呼吸器などはほかのところに使っているのであれだと思うんですけれども、特殊なというか、機械を操作する方々の経験、技術が必要になるものに関しては、やはり看護師とか技術者の方々の人数の確保をしていくというところと、技術の育成、養成というんですか、そこも併せてぜひ考えていっていただきたいと思うんです。こういうときなので、研修というのが大変なのかも分からないんですけれども、これ以上広がらないことが一番いいんですけれども、万が一のためにそういう研修体制なども整えていただければというふうに思います。
あと慰労金のところなんですけれども、やっぱり全員にではないというのが少し引っかかっていて、期末手当を減額した部分を慰労金で御苦労さまというのは分かるんですけれども、その慰労金が出ない方々もいるというのであれば、そこを市として何か補うような措置があってもよかったのではないかと今ちょっと思っているわけです。
ですので、これは国の制度ですからきちんと申請してくださって、このようになったのだと思います。それはそれでいいのですが、先ほども申し上げたように、慰労金の対象にならなかった方々への何か手当のようなものを、今後でもいいので検討していただくようにというこれは要望ですけれども、申し述べて、予算自体には賛成をしたいと思います。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第152号は、原案のとおり可決されました。
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6 議案第160号 令和2年度八戸市
介護保険特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第160号令和2年度八戸市
介護保険特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎岩崎 介護保険課長 それでは、議案第160号令和2年度八戸市
介護保険特別会計補正予算につきまして御説明を申し上げます。
補正予算及び説明書の53ページをお開き願います。
第1条は、歳入歳出予算の総額から、それぞれ2000円を減額し、予算の総額をそれぞれ218億6189万8000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、54ページ及び55ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
続きまして、補正予算の内容につきまして御説明を申し上げます。
245ページをお開き願います。
歳入について御説明を申し上げます。
第3款国庫支出金の2項1目調整交付金8万円の増額、2項2目地域支援事業交付金522万4000円の減額は、地域支援事業費の増減に伴う財源調整でございます。
2項4目介護保険システム改修事業費補助金496万2000円の増額は、国庫補助金の内示に伴い、令和3年4月の介護保険制度改正への対応を目的としたシステム改修事業費補助金を計上するものでございます。
246ページに参りまして、第4款支払基金交付金43万6000円の増額、247ページに参りまして、第5款県支出金257万1000円の減額は、地域支援事業費の増減に伴う財源調整でございます。
248ページに参りまして、第7款繰入金628万9000円の減額は、職員の人件費及び
八戸地域広域市町村圏事務組合負担金の減額が主なものでございます。
249ページに参りまして、第8款繰越金859万3000円の増額は、今回の補正財源として、前年度からの繰越金を計上したものでございます。
250ページに参りまして、第9款諸収入1万1000円の増額は、
会計年度任用職員報酬の補正に伴う社会保険料等徴収金を計上するものでございます。
251ページをお開き願います。
歳出について御説明を申し上げます。
第1款総務費の1項1目一般管理費505万1000円の増額は、職員の
人事異動等に伴う人件費の調整のほか、介護保険システム改修等委託料を計上するものでございます。
3項1目認定調査費65万2000円の増額は、
会計年度任用職員に係る報酬等を計上するものでございます。
3項2目介護認定審査会費701万9000円の減額は、
八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金の減額でございます。
252ページに参りまして、第3款地域支援事業費の1項2目介護予防ケアマネジメント事業費161万7000円の増額、3項1目包括的支援事業費1464万9000円の減額は、職員の
人事異動等に伴う人件費の調整のほか、公用車の修繕料増加に伴う車検費用の不足分を計上するものでございます。
3項2目任意事業費23万9000円の増額は、介護用品支給件数の増加に伴い、介護用品助成費を増額するものでございます。
253ページに参りまして、第5款諸支出金の1項1目第1号被保険者保険料還付金270万1000円の増額は、所得更正等による過年度還付の増加に伴い、保険料過誤納金還付金を増額するものでございます。
1項2目償還金1140万6000円の増額は、前年度の介護給付費負担金及び地域支援事業交付金の受入れ超過に係る国及び県に対する返還金の不足分を計上するものでございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第160号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
7 議案第154号 令和2年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第154号令和2年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎山道
市民防災部次長兼
国保年金課長 それでは、議案第154号令和2年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算につきまして、御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の27ページをお開き願います。
第1条は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億763万5000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ230億9433万5000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、28ページ及び29ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
内容につきましては、補正予算に関する説明書で御説明申し上げます。
184ページをお開き願います。
まず、歳入について御説明申し上げます。
第7款繰越金の9481万1000円は、今回の補正財源として前年度からの繰越金を計上したものでございます。
次の185ページに参りまして、第8款諸収入1282万4000円の増額は、昨年度の保険給付費等交付金の精算に伴う国保連からの返還金でございます。
次の186ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費の1項1目一般管理費13万円の増額は、
人事異動等に伴う人件費の調整のほか、3節
職員手当等のうち、時間
外勤務手当は、業務の増大に対応するものでございます。
2項1目賦課徴収費228万6000円の増額は、人事異動に伴う人件費の調整が主なものでございます。
次の187ページに参りまして、第5款保健事業費7万6000円の増額は、
会計年度任用職員の報酬の調整に伴うものでございます。
次の188ページに参りまして、第7款諸支出金1億514万3000円の増額は、保険給付費等交付金の昨年度分の精算に伴う県への返還金でございます。
説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆苫米地 委員 ここでちょっとお答えいただけるのかあれなんですけれども、もし別であれば、また後でも結構なんですが、国保税の減免のことで、新型コロナで減収になった方々には減免をするという制度があるということで、介護保険のほうでも伊藤議員が聞いていたんですが、20件ぐらいありますということだったんですが、国保税のところでもやっぱり減免を受けている方々がいらっしゃると思うんですが、どのくらいなのかもし分かれば教えてください。
◎山道
市民防災部次長兼
国保年金課長 苫米地委員の御質問にお答えします。
ちょっと古いというか、10月末現在の数字になりますけれども、新型コロナ感染症によりまして収入が減った方の減免でございますが、10月末現在決定の件数は144件、審査中はまだ46件残っているということで、減免の決定した金額は3171万9200円となっております。
以上でございます。
◆苫米地 委員 確認ですけれども、その144件の中には、もう納めてしまったけれども、遡って適用になっていますという方も何件かはあるという理解でよろしいですか。
◎山道
市民防災部次長兼
国保年金課長 御質問のとおり、件数のほうはちょっと今手元にはございませんけれども、本年2月から適用となっておりますので、既に納付された分については、還付という形で減免しているということを伺っております。
以上でございます。
◆苫米地 委員 分かりました。ありがとうございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆苫米地 委員 予算には賛成します。
さっきもお答えいただいたように、やはりかなりの方がコロナに関してということで申請して、認められているということなので、やっぱり多いのかというふうに思います。減免申請の期限が年度末というふうになっていますので、町を見ていると結構お店やめましたとかという貼り紙が増えているんじゃないかと思うんです。ということは、これからもしかして、国保税を納めるのが大変だという方々が出てくるのかもしれません。ぜひ丁寧に対応していただいて、お店をやめなくて済むように、迅速にこの対応をしていただきたいということを申し添えて賛成します。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第154号は原案のとおり可決されました。
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8 議案第162号 令和2年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第162号令和2年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎山道
市民防災部次長兼
国保年金課長 それでは、議案第162号令和2年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の61ページをお開きください。
第1条は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ131万3000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ29億1961万3000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、62ページ及び63ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
内容につきましては、補正予算に関する説明書で御説明申し上げます。
273ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第3款繰入金411万2000円の減額は、一般会計からの事務費繰入金の減額でございます。
274ページに参りまして、第5款諸収入でございますが、2項1目保険料還付金は、青森県
後期高齢者医療広域連合からの還付金を180万円増額し、3項1目雑入は、
会計年度任用職員に係る社会保険料等徴収金を1000円増額するものでございます。
275ページに参りまして、第6款国庫支出金362万4000円の増額は、システム改修に係る補助金でございます。
276ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費1項1目一般管理費411万1000円の減額は、人事異動に伴う人件費の調整のほか、
会計年度任用職員の保険料を増額するものでございます。
2項1目徴収費362万4000円の増額は、システム改修等に係る委託料でございます。
次のページに参りまして、3款諸支出金1項1目保険料還付金180万円の増額は、過誤納付保険料の還付金を増額するものでございます。
説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第162号は原案のとおり可決されました。
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9 議案第167号 八戸市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について
○松橋 委員長 次に、議案第167号八戸市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎山道
市民防災部次長兼
国保年金課長 それでは、議案第167号八戸市
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、お手元の資料に基づき御説明いたします。
まず、1の改正の理由でございますが、本年3月の地方税法の一部改正に準じまして、保険料の延滞金の割合の特例について、所要の改正を行うためのものでございます。
次に、2の改正の概要でございますが、地方税法における延滞金の割合の特例に関する改正内容に合わせた規定となるよう、延滞金の基準となる割合の名称を特例基準割合から延滞金特例基準割合に改めるとともに、特例基準割合計算の前提となる割合の規定についても、租税特別措置法の改正内容に合わせて整理するものでございます。
施行期日は、令和3年1月1日とするものでございます。
説明は以上でございます。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第167号は、原案のとおり可決されました。
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10 議案第159号 令和2年度八戸市
霊園特別会計補正予算
○松橋 委員長 次に、議案第159号令和2年度八戸市
霊園特別会計補正予算を議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎大坪
市民防災部次長兼市民課長 それでは、議案第159号令和2年度八戸市
霊園特別会計補正予算について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の49ページをお開き願います。
第1条は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ115万1000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5914万9000円とするものでございます。
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、50ページ及び51ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。
次に、補正予算の内容について御説明申し上げます。
236ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
2款繰入金は、職員の人件費の減により、一般会計からの繰入金を115万1000円減額するものでございます。
次に、237ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目霊園管理費115万1000円の減額は、職員の
人事異動等に伴う人件費を調整するものでございます。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第159号は原案のとおり可決されました。
次に、請願の審査に入りますので、審査に関係のない理事者の方々は退席されて結構です。
御苦労さまでした。
〔理事者一部退席〕
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● 請願審査
・ 令和2年請願第2号 日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を求める請願
○松橋 委員長 それでは、令和2年請願第2号日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を求める請願の審査に入ります。
お諮りいたします。
令和2年請願第2号について、趣旨説明の申出がありますので、まず、請願の趣旨説明等を行い、終了後に審査に移りたいと存じます。
審査の手順については、まず、事務局が請願文を朗読し、次に
趣旨説明者が3分以内で趣旨説明を行い、その後、説明者へ質疑を行います。
質疑終了後、説明者席から退席していただくことといたしますが、今回は、
趣旨説明者より傍聴許可申請が提出されておりますので、傍聴席へ移動していただくことといたします。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
令和2年請願第2号日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を求める請願について、趣旨説明を行っていただきます。
趣旨説明者の方は、説明席へお願いします。
〔
趣旨説明者説明席へ移動〕
○松橋 委員長 それでは、
趣旨説明者に申し上げます。
審査の手順について説明をいたします。
最初に、事務局が請願文を朗読します。
次に、
趣旨説明者が3分以内で趣旨説明を行っていただき、その後、委員から説明者に対する質疑を行います。
質疑が終わりましたら、説明席から傍聴席のほうに移動していただきます。
なお、申出のあった趣旨の範囲を超えた発言、個人情報に関する発言や公序良俗に反する発言、特定の個人、団体等への非難、中傷や名誉を毀損する発言は行わないでください。また、委員への質疑はできませんので、申し添えておきます。
それでは、事務局から請願の要旨について朗読させます。
◎担当書記 番号、令和2年請願第2号。
受理年月日、令和2年11月20日。
件名、日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を求める請願。
提出者、八戸市小中野二丁目9−14、青森県
原爆被害者の会、会長、藤田和矩。
紹介議員、吉田淳一、伊藤圓子。
要旨、1、請願の理由、国連創立75周年の10月24日、
核兵器禁止条約は、発効に必要な50の批准国に達しました。条約は90日後の2021年1月22日に発効し、核兵器は開発、実験、製造、貯蔵、使用、威嚇など全ての活動が国際法によって違法とされます。これは、原水爆の禁止を訴え続けた被爆者をはじめ内外の広範な市民社会の運動と圧倒的多数の政府の粘り強い努力と共同が実を結んだものです。
一方で、世界にはなお1万発を大きく超える核兵器が配備、貯蔵されています。核大国は、自国の核を安全の保証と主張し、禁止条約に反対していますが、多数の国は
核兵器禁止条約を支持し、核保有国や核依存国でも多くの人々が核兵器の廃絶を求めています。禁止条約により、核兵器は人類の生存を危うくするものという合意がなされ、新たな段階に入ろうとしています。
日本政府は、禁止条約をアプローチが違うなどと言って反対しています。しかし、核兵器がもたらすものは安全でも抑止でもなく、被爆者が地獄と呼ぶヒロシマ・ナガサキの再来であり、人類の絶滅に通じるものです。
核兵器禁止条約が発効する今、唯一の戦争被爆国として日本政府は、核兵器のない世界のために努力する先頭に立つべきです。
そのために政府に対して
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書の提出を請願します。
2、請願項目、政府に対して
核兵器禁止条約を早期に署名・批准すること。それまでは、オブザーバーとして締約国会合及び検討会議に参加することを求める意見書を提出してください。
以上でございます。
○松橋 委員長 次に、請願の趣旨説明をお願いします。
それでは、藤田さん、住所、氏名を述べていただいた上で、趣旨説明を始めてください。
◎藤田和矩
趣旨説明者 青森県八戸市小中野二丁目9−14、藤田和矩と申します。
これから趣旨説明をさせていただきます。
青森県
原爆被害者の会を代表いたしまして、請願書の趣旨の説明をいたしたいと思います。
国連では、
核兵器禁止条約が批准され、来年1月には、国際法として発効されることとなりました。私たちの願いは、平和と安全を若者、子ども、そして孫たちに残し、引き継いでいくことではないでしょうか。我々には繰り返してはならない過去があるはずです。核兵器の廃絶を目指して、戦争のない世界へ、どうか我々に力を貸してください。
今からでも遅くはありません。地方から働きかけて、本当の意味で平和と安全を守ってほしいのです。核兵器をなくする運動は被爆者だけの運動ではないと思います。戦争に行ったわけでもないのに、何も分からないまま命を奪われてしまうのです。
原爆被害者を再びつくらないという大きな目標を持ち続けたいのです。
皆さん方一人一人がいて初めて平和が成り立つのではないでしょうか。日本国民は、平和と安全と安心を望んでいることを知ってほしいのです。世界の人々は核兵器で自分を守ってほしいとは誰も思ってはいないことでしょう。未来の人々には、戦争の体験は不要なのではないでしょうか。自分の子どもや孫が戦場に行って、銃を持った姿を思い浮かべてみてください。絶対に許される光景ではありません。皆さんの力で若者、子ども、そして孫たちを守ってほしいのです。我々の力は微力ではありますが、無力ではないはずです。戦争を知らない子ども、そして孫たちに力を貸してほしいのです。
我々にはもう時間がないんです。何とぞよろしく申し上げます。
今までは戦争の悲惨さを強く訴えてきましたが、これからは平和のすばらしさをもっと強く伝えていきたいと思っております。皆さんと一緒に力を合わせて頑張っていきたいと、心より願っております。何とぞ御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
本日は本当にありがとうございました。
青森県
原爆被害者の会、会長、藤田和矩。
以上です。ありがとうございました。
○松橋 委員長 趣旨説明が終わりました。
この請願に関し、
趣旨説明者の方に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で
趣旨説明者の方に対する質疑を終わります。
それでは、
趣旨説明者の方は、傍聴席へ移動願います。
〔
趣旨説明者傍聴席へ移動〕
○松橋 委員長 以上で趣旨説明は終わりました。
それでは、令和2年請願第2号日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を求める請願を議題といたします。
本請願の審査の参考に資するため、理事者から概要等について説明願います。
◎下村 防災危機管理課長 それでは、令和2年請願第2号日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書の提出を求める請願に関し、
核兵器禁止条約の概要並びに我が国の動き等について、タブレットの資料により御説明申し上げます。
なお、資料は外務省ホームページ並びに新聞報道等を抜粋し、取りまとめたものであります。
説明に当たりましては、各項目の要点について説明させていただきます。
まず、1の
核兵器禁止条約の概要でございますが、(1)条約の内容は、核兵器のない世界を目指し、核兵器やその他の核爆発装置の開発、製造、保有のほか、これらの兵器の使用などを含め、ありとあらゆる核兵器関連の活動を禁じるものとなっております。
次に、(2)条約の採択については、平成29年7月7日に、国連本部の条約交渉会議において、核保有国や我が国などを除いた122か国の賛成多数で採択されております。
(3)条約の発効については、平成29年9月20日から各国の署名が始まり、50か国以上の批准を得られた場合、90日後に発効されることとなっており、令和2年10月24日に批准国が50か国に達したため、90日後に当たる令和3年1月22日に条約が発効する予定となっております。
なお、令和2年12月4日現在の署名国は85か国、批准国は50か国という状況となっております。
次に、2の我が国の動きでございますが、(1)
核兵器禁止条約については、平成29年7月11日の岸田外務大臣会見において、我が国の基本的な考え方は、2つの大切な認識、核兵器の非人道性に対する正確な認識と、そして厳しい安全保障環境に対する冷静な認識に基づいて、核兵器国と非核兵器国の協力の下に、現実的、実践的な取組を積み重ねていくというものであり、今回採択された条約は、こうした我が国の核兵器のない世界を目指す我が国の考え方とアプローチを異にしていると考えているとしております。
次に、(2)核軍縮の実質的な進展のための賢人会議でございますが、この会議は、核保有国、非保有国双方の国々の信頼関係を再構築し、核軍縮の実質的な進展に資する提言を行うための会議で、日本人有識者と核兵器国、中道国、
核兵器禁止条約推進国の外国人有識者の計17名の委員で構成されております。
平成29年に広島市において第1回会合が開催され、令和元年7月22日及び23日に、東京都において開催された第5回会合では、これまでの賢人会議の議論を総括する報告書を作成することとし、令和元年10月21日、議長レポートとして若宮外務副大臣へ提出されております。
政府としては、提出されたレポートやこれまでの賢人会議の議論の成果を踏まえつつ、2020年NPT――核兵器不拡散条約運用検討会議を見据えて、関係国とも連携しながら、国際的な議論の進展に積極的に貢献していくとしております。
なお、賢人会議における議論の成果のフォローアップ及びさらなる発展を目的として、令和2年3月6日に東京都において、核兵器国、非核兵器国計9か国の政府関係者と民間有識者による核軍縮の実質的な進展のための1.5トラック会合が開催されております。
次ページに参りまして、(3)核兵器廃絶決議案の国連総会本会議での採択でございますが、この決議案は、平成6年以来、我が国が毎年国連に提出し採択されており、本年は、12月8日――一昨日に国連総会本会議において、核兵器廃絶決議案である核兵器のない世界に向けた共同行動の指針と未来志向の対話が150か国の賛成多数で採択されております。
次に、(4)批准国50か国達成後の動きでございますが、令和2年10月26日、加藤官房長官は定例記者会見で、我が国のアプローチとは異なるため署名は行わない、また、条約発効後の締約国会議の日本開催案について、令和2年11月5日、菅総理大臣は参議院予算委員会で、締約国ではない我が国で会議を開催するのは不適切であるとの見解を示しております。
次に、3の八戸市議会の取組でございますが、平成7年6月21日に八戸市平和都市宣言を市議会の総意により決議していただいております。内容については、恒久平和の実現とあらゆる国の核兵器の廃絶となっております。
最後に、4の八戸市の取組でございますが、当市では、原水爆禁止国民平和大行進への市長メッセージの送付、原爆死没者の慰霊並びに平和祈念の黙祷、ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名への署名などに取り組んでいる状況となっております。
以上で説明を終わります。
○松橋 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆小屋敷 委員 それでは、意見を申し上げさせていただきたいと思います。
今もるる説明がございましたけれども、日本政府としてはこれまでも人道的、そして安全保障上の両方の視点から、これに取り組んできたわけでございまして、10月24日、批准国が50か国に達したというのは唯一の被爆国であり、この日本として非常に高く評価をするものであると私も考えております。
そういう中におきまして、この日本の周辺の現実を考えますと、海洋進出を続ける中国であったり、核開発を進める北朝鮮の存在があるわけでございまして、そういう部分に鑑みますと、同盟国である米国との一層の関係の強化が必要であるというふうな部分が日本の立場とすると、国民の生命と財産を守るという、この安全保障に鑑みますと、そういう部分が必要であろうと考えております。この条約の趣旨につきましては、日本政府も全くこれは異論がないわけでありますけれども、この先、核軍縮、そしてひいては、核兵器の根絶、廃絶という部分に関しても、日本政府が主導を取りながら、保有国同士の対話を促し、そしてまた、保有国と非保有国との橋渡しをしていくというのが大事なことであろうと思いますし、これは日本政府でなければできないことなんだろうと思っております。そして、最終的には、今申し上げましたけれども、現実の安全保障という部分に鑑みながら、世界の国々が保有国も非保有国も含めて批准できる環境づくりをしっかりと進めていくというのが、先ほども説明がありましたけれども、日本としての考え方であろうと思いますし、私もそう思っております。
したがいまして、この趣旨には賛同できるということは先ほど申し上げましたけれども、今他市の状況であったり、この国の状況をもう少し調査をさせていただく時間が必要であろうかと思いますので、今回は継審でお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆冷水 委員 以前にも同趣旨の請願が出されたことがありまして、我が会派としては、基本的には採択すべしというふうなことで、表明をいたしておりました。先ほど事務局のほうからも説明がありましたように、平成7年6月に八戸市議会では平和都市宣言をしていると。その中で核の廃絶もしなければいけないという文言が入っておりますので、基本的には採択をしなければいけないという思いでおりますが、内容をいま一度精査したいというふうなことから、第1会派同様、今回は継続審査にさせていただきたいということでございます。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆高橋〔正〕 委員 私どもも先ほどの小屋敷委員と同様の意見であります。私どもも本条約の発効につきまして、我が国の被爆者の訴えが国際的な法規範として結実する意義は大きいものと高く評価をしているものであります。その上で、唯一の被爆国である我が国が、橋渡し役を積極的に担い、まずは核保有国と非保有国の溝を埋めていく作業として、合意形成をリードしていくことが重要であると考えます。このことから、条約発効後の国の動向等を注視しつつ調査してまいりたいと考えておりますので、継審でお願いしたいと思います。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆山名 委員 まず2019年1月時点の世界の核兵器保有数でありますけれども、ストックホルム国際平和研究所の推計で1万3865発が存在しているということであります。今回の
核兵器禁止条約は、開発、保有、使用などを禁ずる条約でありまして、広島・長崎の原爆投下から75年たった今、ようやく核兵器が非合法化されます。私たち社民党は、核と人類は共存できないという立場を持って、これまで運動を進めてきました。NPT体制の強化はもちろん大切でありますけれども、核兵器の削減をまず進めていかなければなりません。核抑止力は全くの幻想でしかないし、広島や長崎の被爆者は今でも苦しんでいます。体内被曝をされた会長藤田様、本人が青森県
原爆被害者の会を立ち上げて、先ほど請願の趣旨説明も行われたところであります。私も日本は
核兵器禁止条約に賛成すべきであると強く訴えたいし、また、日本は世界唯一の被爆国の役割を果たすべきだと考えます。
よって、地方の声を国に届けるためにも、本請願に賛成いたします。ただし、継続審査には同意します。
以上です。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 核兵器の開発、実験、製造、保有のほかに威嚇、核兵器を持っている、もし何かがあれば使いますというふうに脅かす威嚇、これも禁止をするというのが今回の
核兵器禁止条約です。この威嚇というのが核抑止力というものの根幹になっているのではないかと思うんですが、この威嚇も禁じるという
核兵器禁止条約が来年の1月22日には発効をするということです。大変な年月がかかったわけですけれども、まずは一歩を踏み出したというふうに思います。
今回の請願なんですけれども、核兵器、最も非人道的な兵器であって、核兵器と人間は決して共存はできない、このことを自らの身をもって体験をなさっている、つらい体験をなさっている被爆者の方々が核抑止力論と言うけれども、本当にそれで抑止できるのかというふうな思い、もしも万が一のことがあって、間違いでもあって、一発でも使用されれば、どうなるのかというような思いを持って、日本政府に対して条約の実効性を高めるために指導的役割を発揮してほしい、核保有国と非保有国の橋渡しをする、そのためにも請願項目を実行に移すことを求める、そういう趣旨の請願であると思います。
核兵器禁止条約、包括的で実効性の高いものにしていくには、核保有国をはじめ、より多くのたくさんの国が条約に参加をしていくこと、これが必要であります。そのためには、先ほど山名委員もおっしゃったように、戦争による唯一の被爆国である日本が積極的な役割を果たしていくべきですけれども、この請願の趣旨はその役割を果たしてくださいという趣旨ですので、ぜひ採択をしてほしいというふうに私たちは思っています。
私たちは以前から
核兵器禁止条約の批准を求めていますし、この請願にはもちろん賛成をいたします。被爆者の方々の平均年齢、もう80歳をとうに超えたというふうに言われていますので、一刻も早い進展を望みます。ですので、採択をという思いは強いのですが、ほかの会派の方々、いま一度国の動向であるとか、他市の状況であるとか調べてみたいとおっしゃっていましたので、ぜひそこは調べていただきたいと思うのですけれども、申し添えれば、今回のこの
核兵器禁止条約に関しては、同様の趣旨、日弁連の会長さんも声明を発表していますし、音楽家の坂本龍一さんなどをはじめ、137人の方々がオンライン署名を呼びかけております。また、全日本仏教会も署名の呼びかけをしています。このような趣旨の意見書の採択は全国の自治体の4分の1を超える498自治体になったというふうに言われていますし、お隣の岩手県は100%の自治体が意見書採択をしています。その分被爆者の方々の思いをしっかりと受け止めて、日本政府に対して、地方から意見を上げていくんだという思いが反映されているのだと思います。ぜひほかの会派の方々にもそういう思いを酌んでいただいて、しっかりと調べながらより早い時期の意見書採択に向けて会派内での同意もつくっていっていただきたいと思いますので、今回は継続審査ということでお願いしたいと思います。
○松橋 委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御意見なしと認めます。
ただいまそれぞれの方々から御意見がございました。国県の動向を見ながら、全員が継続審査という御意見がありました。
そこで、令和2年請願第2号を調査検討の要ありとして、継続審査することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、本請願は継続審査と決しました。
以上で当委員会に付託されました議案等の審査は全て終了しました。
なお、報告内容については、委員長に一任願います。
ここで理事者の皆様は退室されて結構です。
〔理事者退席〕
──────────────────────────────────────
● 委員派遣について
○松橋 委員長 それでは、委員派遣についてお諮りいたします。
本委員会の調査視察でありますが、来年1月18日から20日までの3日間の日程で実施したいと考えております。
視察場所は、島根県出雲市などを予定しております。
調査視察実施に当たり、会議規則第106条の規定による手続を議長に対して行いますので、委員長に一任願いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松橋 委員長 御異議なしと認めます。
よって、そのようにいたします。
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○松橋 委員長 以上で
民生常任委員会を閉じます。
午後0時03分 閉会...